『ゴエン』について
ゴエンを漢字にすると「五縁」となります。
「縁」という字は、開業すると志してすぐ入れると決めた言葉です。
すべての出会いも別れも、病気もケガも悩みも、夢も希望も成功も、すべては「ご縁」によるもの。
そもそも「縁」とは、仏教用語の「一切法は因縁生なり」という言葉から来ており、すべてのものは「因」と「縁」とが合わさって生まれている、というのが本来の意味です。
「因」というのは直接的な原因、これがなければ絶対に結果は生じないというもの。
「縁」は間接的な原因で、結果を生み出すのを助けるものです。
「あなた」という「因」を取り巻く様々な「縁」。この「縁」を良くすることで人生はいくらでも変化します。
要するに、自らを正すことで良い縁、あなた自身が幸せだと思うことで幸せな縁を、自分らしく引き寄せて頂きたいという願いが込められています。
そして「五・5」という数については、いくつかの意味があります。
1)五行説(陰陽五行思想)
東洋医学、鍼灸の世界では五行の考え方が中軸にあります。
陰陽はすべてのものが+と-の相反するもので成り立っているというもの。
五行は、万物の構成要素を観念的に表わしています。
身体観や治療方針についても五行思想を多く採り入れています。
2)五感
外界の情報を目・耳・鼻・皮膚・舌の感覚器からとらえ、脳内で統合して意識として形をもち、人は感じ、考え、行動します。
その直接的なセンサーとなるのが五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)です。
その全ての感覚からアプローチして「感動してもらう」ことが治療の神髄です。
そして、五感が研ぎ澄まされた上で、その先の第六感(直観力)も洗練されることを目指しています。
3)五指の縁
親指は、親との縁。
人差し指は、人との縁。
中指は、仲間・友人との縁。
薬指は、恋人・パートナーとの縁。
小指は、子どもとの縁。
すべての人との縁を大切にしたいという願いです。
4)五大陸
オリンピックの五輪の数は地球の大陸の数を表しています。
すなわち「世界」という意味です。
世界中の人びとに日本の文化を発信したい。
日本独自の東洋思想や鍼灸理論で、世界中の人の心と身体におもてなし精神を響かせたいという想いです。
ロゴマークについて
【5つのエリア】
この円環は5つのエリアで構成されています。
4方を囲む「あなたが生きる環境」。
そして中心にあるスクエアが「あなた自身」です。
【あなたの中の5つの要素】
中心のスクエアの中にある5つの要素が、あなた自身をあなたたらしめる全要素です。
五志(怒・喜・思・憂・恐)でもあり、五臓(肝・心・脾・肺・腎)でもあり。
禅の世界でいうところの五蘊(色・受・想・行・識)ともいえます。
【赤丸】
5つの要素の中で1つだけ違う赤い丸ポチ。
これは、あなたが気にしているもの、治したい場所、大切にしていること、夢、達成したい目標。
いろんな言い方ができますが、フォーカスすべきキーポイントです。
この赤丸を共に見つけ出し、ケアして応援していくこと、これがゴエンがサポートしたい最大の目的になります。
【日本】
イメージコンセプトとしては「日本」「和」がテーマです。
・茶室の小窓から見える庭の風景
・和室の畳組み
・抹茶と小豆の宇治金時テイスト
・「吾唯足知」のつくばい
・椿の花姿
日本の文化としても発信できる形を作りたいと思っています。
【八卦/坎】
上段が2本で陰。
中段が1本で陽。
下段が2本で陰。坎。
外が柔らかく、内側は剛い。
八卦の一つである坎は、水の性質をもちます。
上善は水の如し。ゴエンに流れる大切なスタンスです。
また治療のテーマの一つである「妊娠」という意味ももっています。
八卦は未来の吉凶を占うものとして使われますが、「坎」は四大難卦のいずれにも入っている要素でもあります。
「有り難い」という言葉通り、人生は苦難やチャレンジがあってこそ、成長する機会や、充実した尊い意味をもたらしてくれます。
伝統とモダン
粗と密
静と動
陰と陽
補色
縁と円
中庸
ロゴとしてのセンスも大切にしながら、ゴエンのロゴは誕生しました。